Google Cloud Shellについて
Google Cloudには、Google Cloud Shellという、Shell環境がデフォルトで用意されています。
Google Cloudアカウントを開設すると、メニューバーからアクセスできるシェル環境で、Google Cloud SDK/gcloudがビルトインされていて便利です。
画像はgoogleより引用
以下、2016年07月26日の情報です。
基本的な特徴
* ブラウザベースでアクセスできるCLI環境
* 5GBの永続的ストレージが用意されている。
* Java,Go,Pythonなどの言語をサポートしている。
* Webプレビュー機能
* gcloudを利用する際の認証が済んでいる
* tmuxサポート
一時的に利用できる仮想マシンのインスタンス
読んで字のごとくですが、一時的に利用できる仮想マシンです。コマンドラインボタンを押すと、プロビジョニングされ、新たなインスタンスを立ち上げています。自分のディレクトリ(/home/username/)の情報は、5GBの永続的ストレージから読み込まれているようで情報が保持されますが、cronは引き継がないようですので、別の仕組みを用意する必要がありそうです。
ブラウザベースでアクセスできるCLI環境
Compute Engineと同様にブラウザからアクセスできます。macのシェルからアクセスする必要がなくなりました。
5GBの永続的ストレージ
Google Cloud Shell用に5GBのストレージが用意されています。 APIを叩く等の小さな管理作業をするためのスペースとしては十分だと思います。それ以上の作業をする場合は、別のストレージに展開することになります。
Java,Go,Pythonなどの言語をサポート
対応している言語はこちらにあります
https://cloud.google.com/shell/docs/features#language_support
Java,Go,Python(2系のみ),Node.js,Ruby,PHPです。同じページにサポートしているシェルやエディタの情報があり、シェルはsh, bash、エディタは、emacs,vim,nanoに対応しています。他、make, pip , git , docker , mysql clientに対応しています。管理系で必要なものはだいたい入っているという印象です。
https://cloud.google.com/shell/docs/features
Webプレビュー
Webアプリケーションのプレビューができるようです。Ruby on Railsなどではテストサーバーを立ち上げてローカルで動作を確認しますが、そういった機能だと思います。
gcloudを利用する際の認証が済んでいる
gcloudの認証ができているので、立ち上げたCompute Engineに直接アクセスできるようです。まだ試していません。
tmuxサポート
tmuxをサポートしています。tmuxは作業中のセッションを保存したり、画面を複数端末で見れて便利なシェルのユーティリティですが、インスタンス自体が一時的なので、セッション保存がどこまで活用できるかはやや不明です。まだ試していません。